星野温泉 トンボの湯、照明による景観演出を一新してリニューアル!

照明による景観演出を一新
照明による景観演出を一新

星野リゾートが運営する、源泉かけ流しの日帰り温泉施設「星野温泉 トンボの湯(以下、トンボの湯)」は、リニューアル期間を終え、2023年3月25日に営業を再開。リニューアルの内容は、照明による景観演出を一新させ、四季の自然を伝える書画「森羅百撰」が新たに登場しました。

自然の情景を浮かび上がらせる照明
自然の情景を浮かび上がらせる照明

トンボの湯は、女湯・男湯それぞれに露天風呂があり、それらとひと続きになった池が森に接しています。森をスクリーンのように帯状に照らすことで、空間の広がりや奥行きが増すようになりました。光により現れ出た木々の姿は池に映り込み、幻想的な光景が絵巻物のように見渡せます。木々を下から照らし上げる一般的な手法とは異なり、水平に光を当てているので梢は暗いままです。このため森の向こうに輝く星々をも楽しむことができます。また、露天風呂をやさしく照らす照明も設置しました。露天風呂を囲う花崗岩と湯けむりの存在感が浮かび上がります。

照明の色合い(色温度)や明るさ(照度)は、季節によって変化します。春~夏は木々の緑が軽やかに感じられるように、秋は温かみを増して紅葉が美しく映えるように、冬は雪の白さが際立つように設計しました。季節の移ろいに加え、一日の時間の流れに沿って、夕暮れから夜へと照明がゆっくり変化していきます。細やかな設計が居心地のよさを生み出します。

四季の自然を伝える書画「森羅百撰」

森羅百撰
森羅百撰

トンボの湯は、軽井沢野鳥の森のほど近くに位置する自然豊かな温泉です。周辺の自然をお客様に知っていただくことで、より良い入浴体験となるよう、四季の自然を伝える書画を女湯・男湯それぞれの入り口に掲げました。トンボの湯のスタッフが目にする季節の移ろい、それを見て感じた事柄を、軽井沢在住の書家/墨画家の游心さんに表現していただきました。営業再開時の内容は、軽井沢に春の訪れを告げる花「ダンコウバイ」と、出産シーズンを春に迎える「ムササビの子育て」です。

【星野温泉 トンボの湯概要】
大正4年に開湯した「星野温泉」の歴史の流れを汲む、源泉かけ流しの日帰り温泉施設です。北原白秋や与謝野晶子などの文人墨客も訪れたことのある温泉は、その軟らかな泉質から美肌の湯として知られ、今も多くの人々に親しまれています。


最終更新日
2023-04-11 12:00:00
情報提供元
ジョルダン