台湾提灯が温泉街を彩る 「静岡県・熱川 台湾提灯プロジェクト」始動!

静岡県・熱川 台湾提灯プロジェクト

伊豆熱川温泉旅館組合(静岡県賀茂郡東伊豆町)では、熱川温泉の夜の街歩きを楽しんでいただくために、台湾観光庁・台湾観光協会の全面協力のもと、800個の台湾提灯で街を彩る「熱川 台湾提灯プロジェクト」をスタート。台北駐日経済文化代表処横浜分処の協力によって実現する中華獅子舞の演舞や屋台出店、地元熱川の熱川道灌太鼓の演奏、打ち上げ花火も行われる点灯式イベントを、来たる2024年4月6日(土)の19時より、伊豆急行線「伊豆熱川」駅前にて開催いたします。熱川温泉エリアの人や企業が参画し進めてきた、地域をあげてのイベントになっています。世界的な観光地「台湾・九份(きゅうふん)」の幻想的な風景を、湯けむりと台湾提灯がとけあう東伊豆町の熱川でお楽しみいただけます。

「熱川に、九份が灯る。」
すり鉢状の斜面に広がる熱川の温泉場。
湯けむりの街に夕暮れが訪れると、
温かな台湾提灯の灯りが一斉に浮かび上がる。
広場には頭上を埋め尽くすほどの赤い灯り。
台湾の提灯なのに、
なぜか子どもの頃に見たような懐かしい気持ちになる。
それは、日本人が夜の街、夜の温泉場に抱く、
心象風景だからかもしれない。
世界的な観光地「台湾・九份(きゅうふん)」の
幻想的な風景を、東伊豆町の熱川へ。
湯けむりと台湾提灯がとけあう熱川の夜を、
お楽しみください。

点灯式概要

点灯イメージ

点灯式:2024年4月6日(土)19時より
主催 :熱川温泉旅館組合
後援 :台湾観光庁、台湾観光協会、伊豆急行株式会社、熱川商店会、熱川組、
    熱川温泉のみなさん、東伊豆町
協力 :台北駐日経済文化代表処横浜分処
場所 :伊豆急行 伊豆熱川駅 ロータリー

【点灯式の主なスケジュール】
19:00 点灯式スタート
19:30 カウントダウン点灯
19:40 熱川道灌太鼓 演奏
19:50 横浜中華学院校友会 中華獅子舞 演舞
20:30 打ち上げ花火
※当日天候等により急遽スケジュールが変更となる場合がございます。
※提灯は2024年4月6日(土)より常設にて点灯

上記の他、ご当地キャラ(熱川温泉公式キャラクター「どうかん先生」、熱川バナナワニ園公式キャラクター「熱川ばにお」、伊豆急公式キャラクター「いずきゅん」)の参加、手持ちミニランタン配布、大道芸、熱川&台湾グルメ出店、タピオカミルクティーの無料振る舞いなどもあります。

点灯式当日に熱川温泉旅館組合加盟の旅館に宿泊いただいた方には、先着で台湾観光庁提供の台湾茶ティーパックをプレゼントいたします。
また、4月5日から5月6日に宿泊いただいた方には、台湾観光庁主催5000元宿泊券抽選キャンペーンへご参加いただけます。(詳細は各ホテルに宿泊時に配布するチラシをご確認ください。)

熱川温泉について

熱川温泉は静岡県・伊豆半島の東海岸に位置し、なだらかな坂道をくだり海岸沿いまで続く温泉場。温泉と海水浴をどちらも楽しめる観光地として広く知られています。源泉温度はほぼ100℃と高温、源泉が噴き出る温泉櫓(やぐら)の数が13本もある湯量の豊富さや、櫓から立ちこめる湯気が、温泉場としての情緒を醸し出します。熱川温泉は江戸城の築城で有名な武将・太田道灌が発見したとされ、道灌が深手を負った際に傷を癒した“奇跡の湯”ともいわれています。また、1970年代には熱川温泉が舞台となったドラマが大流行し、脚光を浴びるようになりました。しかしながら、昭和54年(1979年)をピークに熱川温泉の入湯者は減少し続けています。

プロジェクトの背景

入湯人員が減少する中、宿泊施設、商店、観光施設が個々に努力し、なんとかコロナ禍も乗り越えましたが、昔のような賑わいからは程遠い状態が続いていきました。そんな中、令和4年に東伊豆町の町長が岩井町長に変わり、風向きが変わります。きっかけは、町の活性化のために精力的に国内外を視察していた岩井町長が、台湾の世界的な観光地である“九份”を訪れたときに見た光景です。

「元々は金鉱だった山あいのレトロな街が、夕方になると赤い台湾提灯によって幻想的に浮かび上がる。ここに世界中から観光客が集まり、茶屋や土産物のお店をめざして坂道の細い路地裏まで賑わっている。熱川と九份はどちらも地形がすり鉢状で似ているから、熱川にもこの赤い台湾提灯が映えるのではないか。この温かい灯りで熱川温泉の活気を取りもどしたい!」。

台湾から戻ると町長は、すぐに町の重要施策として「熱川九份化計画」を掲げます。そして、熱川温泉旅館組合とのミーティングで町長自身がプレゼンし、熱い思いを伝えました。「かつての熱川温泉は、夜になると街中が浴衣姿の観光客で溢れ、下駄の音が鳴り止まなかったと聞きます。その賑わいを取り戻したい。そして当時を知らない地元の子どもたちに、華やかな温泉場の風景を見せてあげたい。」

最初は旅館組合のメンバーは「提灯?」「なぜ台湾?熱川のオリジナリティをだせないか?」など、今までにない発想に戸惑いもありました。しかし、町長の「本気で熱川温泉を変えたい!」という想いや、台湾との関係性をつくるために寸暇を惜しんで台湾の代表機関や観光協会などへ働きかける町長の姿を見るうちに「本当に熱川が生まれ変われるかもしれない!」「今までとは違う何かができる!」「このプロジェクトを成功させたい!」、なかなか一歩を踏み出せなかった旅館組合のメンバーの心が動きだします。町長の熱意が提灯の動線となり、メンバーを繋ぎ、一人ひとりの心に灯を灯し、大きな力が生まれた瞬間でした。もう一つ、旅館組合のメンバーが町長の突飛な提案に賛同できたのは、もともと伊豆、そして熱川には、異質なモノ・コトを柔軟に受け入れたり、変わったものを掛け合わせて楽しむ文化があったからかもしれません。下田に来航した黒船にはじまり、農協と漁協がコラボした直売所「こらっしぇ」、温泉とバナナとワニを掛け合わせた「熱川バナナワニ園」などがその例です。熱川に台湾・九份を掛け合わせることで生まれる新しい風。それを楽しもうとする風土が熱川の地にあったというわけです。

このプロジェクトをきっかけに、交流を深めてきた台湾との関係がさらに深まり、台湾観光協会の協力により台湾提灯を大量に購入、ミニランタンの寄付など、プロジェクト実施に対して台湾の各機関・団体から多岐にわたる支援をいただきます。また、伊豆急行をはじめとする地元企業や地域の方たちの協力のもと、“新しい熱川”をつくる本プロジェクトが進行していきます。

熱川と台湾・九份
日本と友好関係にあり、海外旅行先としても人気の台湾。台湾にも日本と同様に温泉を楽しむ文化があるため、古くからの温泉場である熱川にとって親近感が湧く存在だと言えるでしょう。熱川の観光施設「熱川バナナワニ園」では、開園当初(昭和33年)から台湾バナナを温泉熱で育て、その味と魅力を伝えてきた歴史もあります。また、本プロジェクトが参考にした「九份」は、熱川といくつかの共通点があります。その1つが“すり鉢状”の地形と街の規模です。同じような街の構造だからこそ実現できる企画を練り上げて、熱川でしか味わえない感動体感をお届けしたいと考えています。現在では世界的観光地となっている九份は、かつては金鉱発掘の街として栄えながらも後に衰退し、そこから観光地として再生した歴史があります。このプロジェクトを機に、熱川も九份のように賑わいを取り戻せるよう尽力していきます。2023年9月には東伊豆町議会において「東伊豆町議会日台友好議員連盟」の発足式を行うなど、東伊豆町と台湾との繋がりも強固になっており、台湾観光協会全面協力のもと「熱川×台湾・九份」のプロジェクトが実施されます。

中華獅子舞

公式サイト:https://atagawa.net/databox/data.php/topics_20240406_ja/code?msg=1