道後温泉で幻想的なインスタレーション作品を楽しむ「道後アート2023」開催中!

道後温泉は、約3,000年の歴史を誇る日本最古の温泉といわれ、足を痛めた白鷺が湧き出る温泉で傷を癒やしたことが起源とされています。市民をはじめ、国の内外からも多くの人が訪れる、松山市を代表する観光地です。国の重要文化財に指定されている「道後温泉本館」を中心に、平成29年にオープンした「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」、そして市民に親しまれる「道後温泉 椿の湯」の3つの共同湯があり、温泉街が広がっています。

道後温泉本館

保存修理工事中の本館を覆う素屋根テント膜作品
「熱景/NETSU-KEI」(大竹伸朗)の展示は10月末(予定)まで

◆道後温泉本館
約3,000年の歴史を誇り、日本最古の湯と言われる道後温泉のシンボルです。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの3つ星を獲得し、平成6年には公衆浴場として日本で初めて国の重要文化財となりました。建物は1894年に改築された木造3階建てで、令和6年末まで営業しながら保存修理工事に着手。休憩室がある2階以上は休館していますが1階の霊の湯に入浴でき、令和6年7月中には全館営業再開予定です。

◆道後温泉別館 飛鳥乃湯泉
聖徳太子や斉明天皇も訪れたという道後温泉の伝説にちなみ、飛鳥時代の建築様式を取り入れて建てられた、道後温泉で一番新しい湯屋です。源泉かけ流しの湯を満喫でき、1階浴室には露天風呂もあります。館内は「太古の道後」をテーマに、道後温泉にまつわる伝説や物語を愛媛の伝統工芸を用いた最先端アートで表現しています。2階にある約60畳の大広間休憩室、5室の個室休憩室、2室の特別浴室ではお茶とお菓子のサービスがあります。本館の皇室専用浴室(又新殿)を再現した特別浴室では昔の浴衣(よくい)「湯帳(ゆちょう)」を着用した入浴体験も出来ます。

道後温泉別館 飛鳥乃湯泉

中庭には蜷川実花の作品「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉中庭インスタレーション」を2024年2月末(予定)まで展示中

道後エリアで開催されている「道後アート2023」

道後温泉では、本館保存修理後期工事期間にあわせ「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」を令和6年3月までの3年間で実施しています。最終年の今年は、「アート&クラフト」をテーマに4月から「道後アート2023」を開催しています。7月14日からは新たなプログラム、『クラフトミュージアム』を開始しました。

道後アート2023

「道後アート2023」シンボル作品2023年4月からは、フランス生まれの建築家でアーティスト、デザイナーのエマニュエル・ムホーさんに よるシンボル作品「100colors no.42」を道後商店街に展示。商店街を100色で色鮮やかに彩り、これまでの風景を一変するようなインパクトと  スケール感のあるインスタレーション作品です。(展示期間:2023年4月14日(金)~2024年2月29日(木))

(C)Emmanuelle Moureaux,100 colors no.42 / DOGO ART 2023

最終更新日
2023-09-27 15:00:00
情報提供元
ジョルダン