ムーミンバレーパークのクリスマス ゲストに織田信成さん 新キャラも登場
埼玉県飯能市のムーミンバレーパークにて冬のシーズナルイベント「ムーミン谷のクリスマス」が2025年11月1日(土)~12月25日(木)まで開催されます。その開幕に先立ちプレス向け取材会が実施されました。
本イベントの最大の目玉は、今年8月にオープンした新エリア「湖上のテラス」に登場した「ムーミン谷のスケートリンク」のお披露目です。スペシャルゲストとしてプロフィギュアスケーターの織田信成さんが駆けつけ、昼夜2回の華麗なデモスケーティングが披露されした。

さらにムーミンの物語『もみの木』をベースにした新作ナイトショーやイルミネーション点灯式が行われ、ムーミンたちが初めて体験するクリスマスの幕開けを、集まったファンとともにお祝いしました。
ムーミン谷のクリスマス 開催概要
- 期間
- 2025年11月1日(土)~12月25日(木)
- 時間
- 期間中10:00~20:00
- 料金
- 1デーパスおとな4300円・こども(4歳~高校生)1300円、ナイトパス(16:00以降)2500円
- ※時期・イベントにより異なります
ムーミン谷のクリスマスの詳しい情報はこちら

ライトアップやプロジェクションマッピングなどの光の演出が加わり、昼間とは違った顔をのぞかせる。美しいライトアップはもちろんのこと、昨年好評だったナイトパレードがバージョンアップ!ムーミンバレーパークを訪れる人々を幻想的なクリスマスの世界へと誘う。冬の湖上花火大会も開催。昼と夜で別の楽しみ方を提供するムーミンバレーパークのクリスマスを楽しむことができる。
期間:2025年11月1日~12月25日
場所:埼玉県飯能市宮沢327-6
アクセス:西武池袋線飯能駅(北口)から国際興業バス・西武バス・イーグルバスメッツァ行き直行バスで13分、またはメッツァ・宮沢行き路線バスで17分、メッツァ下車すぐ
織田信成さん登場 ムーミン谷のスケートリンクに開放感「本当ステキ!」
昨年大好評だったスケートリンクが今冬も登場。約1.7倍(12m×13m)の大きさにパワーアップされ、より開放的なスケーティングが楽しめます。
それを体験するスペシャルゲストはプロフィギュアスケーターの織田信成さん。「昨年よりもさらにバージョンアップして、すごく広くなりました。何よりこの湖の上という空間が本当にステキで、練習で滑っているだけでも楽しかったです」とムーミン谷のスケートリンクの魅力を語りました。

樹脂製のリンクで氷上と異なるものの、デモスケーティングで織田さんは華麗なスピンやダブルジャンプを次々と決め、その滑らかさは圧巻。樹脂製リンクの特性についてプロの視点から「天然の氷と比べると推進力(滑り)は違います」としながらも、「(樹脂製は)気温を気にせず設置でき、転んでも冷たくないので、スケート初心者の方やお子様連れでも安心して楽しめるところが良いですね。ここでスケートの楽しさを知るきっかけになれば」と、その魅力をアピールしていました。
衣装は「スナフキン」をイメージしたものだそう。黄色のマフラーは奥様が編んでくれたもので、上のコートは義理のお母様から拝借したムーミンデザインのものだと明かし「家族の愛に包まれて滑っています」と、会場は温かい笑いに包まれました。
嬉しいことに、この「ムーミン谷のスケートリンク」の入場料は無料(靴・ヘルメットのレンタルも無料!)。パークの入場料だけで、誰でも気軽に湖上のスケート体験ができるのはとても魅力的です。
さらにスケートを体験するとオリジナルステッカーがもらえる特典付き。ぜひ挑戦してみてください。
夜間はリンク全体がプロジェクションマッピングのスクリーンとなり、ムーミンのキャラクターたちが映し出されます。滑る人の軌跡に合わせて映像が変化するインタラクティブな演出も用意されており、昼とは全く異なる幻想的な体験が待っています(→後述参照)。
ムーミンたちは冬眠おあずけ?「ムーミン谷のクリスマス」のテーマ
今回のイベントのモチーフはムーミンの小説「ムーミン谷の仲間たち」の一編“もみの木”をもとにした絵本。この物語は、冬眠中のムーミン一家が「クリスマス」という言葉を聞いて目を覚まし、それが「恐ろしい何か」だと勘違いしながらも、自分たちなりに準備を進めていく、とてもユーモラスなお話です。
ムーミン屋敷の前に飾られたクリスマスツリーも物語の再現のひとつ。一般的なオーナメントではなく、物語に登場するバラの花や貝殻など「ムーミンたちが大切にしているもの」が飾られていて、原作ファンにはたまらない演出となっています。
一方で本来のクリスマスを知っているムーミン一家以外の住人は、クリスマスを華やかに彩る演出を用意。11月と12月でデザインが変わるスタンプラリーや、「ご先祖さま」をモチーフにした限定グッズ、ホットワインやパンケーキといった美味しそうな限定フードメニューなどでクリスマスを大いに盛り上げます。
リトルミイ×織田信成さん 約束の橋で「ムーミン谷のクリスマス点灯式」
日が暮れるとムーミン谷のクリスマスNIGHT TIMEがスタート。点灯式には華やかなスケーティングを披露してくれた織田信成さんと、いたずらっぽい表情のリトルミイが登壇しました。
二人のカウントダウンでスイッチが押されると、ムーミン屋敷が温かな光でライトアップ。パーク内の木々に幻想的なオーロラのように輝く光が映し出され、一気にクリスマスの雰囲気に包まれました。
ライトアップを見て織田さんは「ムーミン谷の世界観に合っていて、このあとぜひ写真を撮りたいなと思います」とわくわくした表情で話しました。
舞台は再び「ムーミン谷のスケートリンク」へ。夜のスケートリンクにはプロジェクションマッピングが投影され、ムーミンやスティンキーが動き回り、昼とは違った姿を見せています。
ここで織田信成さんが夜のデモスケーティングを披露。今度は「スティンキー」をイメージしたという黒い衣装で登場しました。この衣装も、奥様が「Manhattan Dynamite」(魅惑のマンハッタン・ダイナマイト)の曲に合わせて作ってくれたものだそうです。
その映像と一体となるように、情熱的なデモスケーティングを披露。「(マッピングが)すごく可愛くて、スケートよりも映像を見ちゃうくらい。これを見に来るだけでも価値があります」と、昼とは全く異なるリンクの表情に感激した様子でした。
新キャラクター登場 ムーミン谷のルミナスナイトショー
ムーミンたちが「クリスマスって何だろう?」と歌い踊る中、今回のショーで新登場となる「ご先祖さま」が観客と一緒にダンスレッスン。「ひざをとんとん、手を前に、クロス!」という振付や「ぐるぐる考えて、1、2、3!」というムーミンのダンスを会場全体で踊り、とても一体感が生まれました。

演出にもこだわりがあり、音楽に合わせてライトアップが変化したり、音響にはソニーの立体音響技術が導入されているとのこと。音が前後左右から流れ、物語への没入感を高めていました。
エンマの劇場でムーミン谷の仲間たちと別れを告げて取材会は終了。ムーミンの物語性を深く掘り下げ、「クリスマスを(誤解から)学ぶ」というテーマ設定は、単なるイルミネーションイベントとは一線を画す、ムーミンバレーパークならではの魅力だと感じました。入場無料で楽しめる「ムーミン谷のスケートリンク」は、この冬、多くの人々にとって新しいお気に入りの場所となりそうですね。
お隣のメッツァビレッジでも「北欧クリスマス」が同時開催され、フィンランドの伝統装飾「ヒンメリ」のイルミネーションロードや、本場ロヴァニエミからのサンタクロース来訪も予定されています。エリア全体が北欧のクリスマスムードに染まるこの冬、ムーミン谷で過ごすひとときは、訪れるすべての人にとって、忘れられない温かな思い出となることでしょう。

















