UDX Illumination 2024(東京)
秋葉原の街を彩る光の饗宴
- 都内17位
- 2024年11月13日~12月25日
- 17:00~23:00
- ★★★☆☆3
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NTT都市開発株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 辻󠄀上広志)が運営する秋葉原UDXは、2023年11月15日(水)より”winter illumination 2023”を開催いたします。
本イベントのオープニングセレモニーとして、今年はメディアアーティストの落合陽一氏をお招きし、メインオブジェならびに街路樹イルミネーション点灯式を17時30分より実施いたします。
メインオブジェにつきましては、“デジタルネイチャー”を提唱する落合陽一氏に 「秋葉原の未来への可能性」をテーマに制作していただきました。LEDとガラス を使用し、東京・秋葉原という現代的日本文化の特異性と古代からの伝統的な慣習との対話を試みる新作となる予定です。
また同氏監修のもと、秋葉原UDX西側街路樹外側には19 本の木々にLEDテープライトを用いた未来的なイルミネーション装飾を実施します。躍動感ある白色のラインが煌々と浮かび上がり、メインオブジェへと誘います。
秋葉原UDXでは、街の潜在資産である「個性豊かな多様性」をいかしたエリアマネジメント活動を通じて、地域の価値向上と継続的な発展に寄与する取り組みを行っています。秋葉原に縁の深い落合陽一氏の作品を通じて、クリスマスの夜空、幻想的なアート空間をお楽しみください。
Reflector∞:Resonance of Electrical Echoes
本作品「Reflector∞:Resonance of Electrical Echoes」は、東京·秋葉原という現代的な日本文化の特異性と古代からの伝統的な慣習との対話を試みる作品です。落合陽一は秋葉原に25年ほど通い続け、また近隣住民として暮らし始めて6年が経ちました。それ故に秋葉原の変遷を眺めながら、電子部品が新しい民藝を形作る様を夢想してきました。秋葉原という特異な空間は、デジタルと物理的な存在、有形と無形、サブカルチャーと主流文化が交錯する場です。落合陽一の質量のない自然と質量ある自然の調停という考え方もこの街をバックグラウンドに持つことによって生まれています。「Reflector∞」は、電子部品を媒体として、メディアアートが新たな民藝の形を持つことを示します。古代からの日本の鏡に対する感覚、その神秘性·象徴性は、物質とデジタルが交わる領域に境界として深い関連性をもち、作品中に取り入れられています。鏡は、観察者の視覚体験を拡張するためにインフィニティミラーを巧みに配置しています。その無限の反射が示すものは、空間的な拡大だけでなく、広がる可能性を示唆しています。また、本作品は、人間と人工知能が交流し、創出した計算機自然を通じて、我々が都市体験を再評価するよう促します。本作品が描き出すエコーとレゾナンスは、地域固有の生態系が日本文化の根底にある「鏡」の意味と共鳴し、秋葉原という都市の見た夢のような風景を描き出すことでしょう。
メディアアーティスト、1987年生まれ。
2010年ごろより作家活動を始める。
境界領域における物化や変換、質量への憧憬をモチーフに作品を展開。
筑波大学准教授、デジタルハリウッド大学特任教授。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)テーマ事業プロデューサー。
近年の展示として、2020年「おさなごころを、きみに」東京都現代美術館、2021年「北九州未来創造芸術祭ART for SDGs」北九州、同年「Ars Electronica」オーストリア、2023年「晴れときどきライカ」ライカギャラリー東京・京都、同年「ヌルの共鳴︓計算機⾃然における空性の相互接続」清春芸術村 安藤忠雄/光の美術館光の美術館など多数。
また「落合陽⼀×日本フィルプロジェクト」の演出など、さまざまな分野とのコラボレーションも⼿かげる。
11月15日(水)17:30から秋葉原UDX1Fアキバ広場 水盤付近にて点灯式を開催いたします。
メインオブジェ制作者であるメディアアーティスト落合陽一氏をお招きし、作品のコンセプトや制作秘話、秋葉原への想いなどお話しいただきます。
※イルミネーションの点灯は18:00頃
秋葉原UDX winter illumination 2023では、太陽光や風力などの自然エネルギーで発電されたグリーン電力を使用しています。