道後温泉本館、営業再開。ネイキッドによるプロジェクションマッピングも再開

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愛媛県松山市の道後温泉本館が6月19日(金)から待望の営業再開。

道後温泉本館

全国的な新型コロナウイルス感染拡大に伴い、4月18日(土曜日)から臨時休館を行っていた愛媛県松山市の観光の顔、重要文化財道後温泉本館が6月19日(金曜日)から営業を再開した。営業再開に合わせ、道後温泉本館西面の玄関棟前に設置している日除け幕が、暖色の赤系を基調にしたデザインから、清涼感のある青系にリニューアルされた。長い自粛生活の中でストレスを抱えていた人々や、特に温泉ファンにとっては待望のニュースとなる。県内観光振興に取り組みながら、全国的な感染等の状況を確かめながら情報発信等も行っていく予定だ。

道後温泉本館ラッピングアート 東西約34m、南北約19m、高さ約20mの素屋根に巨大な「火の鳥」と「道後温泉の歴史絵巻」が描き出されている

そんな中、まだすぐには道後温泉を訪れることが出来ないという人々向けに、松山市は道後温泉本館と松山城の「バーチャル背景」の提供を開始した。「バーチャル背景」とはオンラインでの会議や会食等で背景に使用できる画像。自宅等からの参加ではどうしても生活感が出てしまうため、自分の背景を様々な企業等が提供している好みの画像に変えることが出来るところが人気となっている。提供するのはいずれも松山の観光の顔である道後温泉本館の特徴ある浴室や本館周辺。また松山城の季節ごとの写真など、全12点。画像は株式会社ポニーキャニオンが運営する特集サイトでダウンロードすることが出来る。

道後温泉本館プロジェクションマッピング第2弾「道後温泉×ネイキッド MESSAGE -子規と漱石-」

松山市では、「道後温泉本館」の保存修理工事を「日本文化の再生」の物語として捉え、手塚治虫のライフワークといえる「火の鳥」とコラボレーションし、期間中ならではの様々なコンテンツを制作し魅力を発信する「道後REBORNプロジェクト」を実施中。「火の鳥」を「再生」のシンボルとして掲げ、手塚プロダクション自ら、「火の鳥」の新作といえるオリジナルアニメーション「火の鳥“道後温泉編”」(全3話)を制作。アニメと連動した、デジタルアートコンテンツの大手ネイキッドによる、本館北面へのプロジェクションマッピングも上映されている。


最終更新日
2020-06-24 15:40:00
情報提供元
ジョルダン