ここでしか見られない激レアな生き物たち!inアクアマリンふくしま
知的好奇心を育てる「体験型水族館」アクアマリンふくしま。アクアマリンふくしまでは、”五感で楽しめる”体験型コンテンツだけでなく、飼育困難魚の飼育や新種の研究にも力を入れており、ここでしか見られない激レアな生き物がいっぱいいます!アクアマリンふくしまの見どころをご紹介!
新種の深海魚や飼育が難しい生き物たち
生きた姿を見ることが実は難しい「サンマ」や「オオメンダコ」など、アクアマリンふくしまでは珍しい生き物がたくさん!!その中でも、今回は「クラカケアザラシ」「ハゴロモコンニャクウオ」「カツオ」をピックアップ!
世界で展示されているのは1頭のみ!クラカケアザラシ
オホーツク海やベーリング海などの冷たい海で生活していて、ほとんど陸に近寄らないため詳しい生態がよくわかっていない「クラカケアザラシ」。暑さに弱く、神経質なため、今までにいくつかの水族館が飼育を試みましたが、うまくいっていない飼育の難しいアザラシで、現在世界中で飼育されているのはアクアマリンふくしまだけ!黒い体に入った白い線が、馬に乗るときの鞍(くら)の形に似ていることが名前の由来。観察して模様をよーく見てみては?(2020年10月現在)
※秋から初夏にかけての期間限定展示
まるで「天女の羽衣」!ハゴロモコンニャクウオ
ハゴロモコンニャクウオは、体表が薄い桃色のゼラチン質で、胸びれが長く、泳ぐと大変優雅ですが、普段は腹部にある大きな吸盤で岩や壁にくっついてじっとしています。海外での確認はありましたが、日本では未確認種であったため、標準和名がない魚でした。しかし、当館等の共同研究により日本での確認が認められ、泳ぐ姿が「天女の羽衣」を思わせることから、2017年11月末にこの名前が付けられました。
※飼育の難しい生き物なので展示していないことがあります
いわきは水揚げ地としても有名!カツオ
全世界の温帯から熱帯域に広く分布するカツオ。水族館のあるいわきはカツオの水揚げ地としても有名です。食卓でおなじみですが、意外と泳ぐ姿を見ることができない魚の一つです。ガラス張りの天井の下、大型水槽でマグロと共に群泳するカツオは太陽光を受けて青く輝きとてもきれいです。オススメの時間帯は潮目の海の餌の時間である14時半頃!興奮して縞模様が現れ、我先にと餌を追い求めて水面近くまでスピードを上げて泳ぐ姿には圧倒されます。
一人でまったり鑑賞にも!サンゴ礁の海のキンメモドキ
サンゴ礁の海は太陽光を取り入れた大型水槽。大きな群れを作っているキンメモドキは他の水族館ではあまり展示していない生き物です。キンメモドキの群れがフワフワと形を変えながら漂い、また水底ではたくさんのチンアナゴが砂から顔を出したり隠れたりしています。時間によって水槽に差し込む光が変化していくため、水槽前の椅子に座って刻々と変わる水槽の様子をゆっくり観察するのも癒されます!
家族連れやカップルに人気鑑賞なポイント
家族連れオススメ「蛇の目ビーチ」
夏場は家族で大賑わいとなる「蛇の目ビーチ」。世界最大級の人工ビーチで裸足になって水に入りながら、ナマコやヒトデなど海辺の生き物を見つけて観察してみましょう。着替えは忘れずに!
カップルオススメ「カワウソのふち」
水辺の環境を再現した大型の展示エリアではユーラシアカワウソの仲良し家族が暮らしています。昼間は洞窟の中で寝ていることが多いですが、餌の時間や夕方になると活発になって水の下で泳いだり、陸上で兄弟がじゃれあったりする姿を見ることができます。無邪気な姿を観察すれば、話題に事欠かないかも!