「Otemachi One Garden」 2022年12月16日オープン決定 大手町・丸の内・有楽町エリア最大級約6,000㎡の緑地空間
こちらの記事は公開されてから時間が経過しています。情報が古い可能性がございますので、ご注意ください。
三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀健一、以下「三井物産」)と三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、社長:菰田正信、以下「三井不動産」)は、「Otemachi One」にエリア最大級の緑地空間「Otemachi One Garden」を2022年12月16日(金)にオープンすることをお知らせいたします。「Otemachi One Garden」のオープンをもって、三井物産と三井不動産による複合開発「Otemachi One」は完成を迎えます。
「Otemachi One Garden」は、日本を代表するオフィスエリアである大手町に位置し、かつ皇居が目の前という場所に誕生します。皇居の広大な緑との連続性により、大手町における緑のネットワーク形成と豊かな緑地空間の創出に貢献します。また、都心におけるクールスポットの形成やカーボンニュートラル、生物多様性など環境への貢献も期待されます。
緑地空間6,000㎡のうち、芝生広場を中心とした約3,000㎡がイベントスペースとなり、大手町エリアでは希少なイベント対応型の広場空間を提供します。
2020年2月に竣工した「Otemachi One」が備える最先端のオフィス、ホール、カンファレンス、ホテル、飲食店、ランニングステーションなどの機能に、今回「Otemachi One Garden」が新たに加わることで、都心で自然を感じながら「憩う」「潤う」「賑わう」「働く」「思索する」場が生まれます。オフィスワーカーなどの利用者にとってはより豊かでイノベーティブな場となり、地域にとってはサステナブルな緑地空間となることで、大手町ならびに東京の持続可能な社会の実現に貢献していきます。
オープンを記念して、12月16日(金)から25日(日)までオープニングイベントとなる「Winter Bloom」を開催いたします。本イベントでは、世界的なフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン氏によるフラワーライブパフォーマンスや「Otemachi One Garden」のオープニングに合わせて制作する特別なフラワーディスプレイを中心に、空間を彩るイルミネーションなどを実施します。

「Otemachi One Garden」 コンセプト
「Otemachi One Garden」には7つのゾーンがあり、都市の喧噪から身体と心を解放させてくれるリラックス空間が待っています。季節の移り変わりを身近に感じながら食事をしたり、木陰でビジネスミーティングをしたり、芝生広場でイベントを楽しんだりと、訪れる人々に様々な価値を提供します。
オフィスワーカーなどの来街者にとってはより豊かでイノベーティブな時間を過ごす場となり、地域にとってはクールスポットの形成等の環境負荷低減効果を生むサステナブルな緑地空間となります。



サステナビリティへの貢献
(1)環境負荷軽減への貢献
約6,000㎡の大規模な緑地空間は、地表面の温度上昇を抑制し、クールスポットを形成します。
また、群植する中・高木約300本、低木約6,600本によるカーボンニュートラルへの貢献が期待されています。木材にはそれ自身にCO2を蓄えて大気中に排出しない「炭素を固定する」効果があり、「Otemachi One Garden」の樹木本数および規格から、CO2固定量を年間11トンと試算することができます。
(2)生物多様性への配慮
皇居の植生や地域の潜在植生に配慮しながら、シラカシやイロハモミジなどを用いた緑と水辺の空間を創出しています。高木種、低木種及び草本類が組み合わさった多階層な森は、皇居に生息する鳥や昆虫など多様な生物の生育環境の拡大に寄与します。内堀通り側には緩やかな起伏を配置し、その上部に常緑広葉樹を中心とした豊かな緑を設けることによって、皇居の植生との連続性に配慮しています。
また水辺には、皇居周辺に生息する昆虫や水鳥などの生息域拡充に寄与する水生動物が生息できる場を設けています。

(3)環境学習の場の提供
大手町において整備される緑地を拠点に行われる「エコ体験ツアー」の環境教育イベント等を年間通して開催予定であり、大手町・丸の内・有楽町エリアにおける環境意識の向上に寄与します。
(4)グリーンインフラとしての活用
「Otemachi One Garden」は、三井物産と三井不動産が会員である「大手町・丸の内・有楽町地区 まちづくり協議会」にて策定された「大手町・丸の内・有楽町地区グリーンインフラ推進基本方針」の中で、グリーンインフラとして位置づけられています。
グリーンインフラとは、ハード・ソフト両面において自然環境の多様な機能を活用する取り組みで、持続的で柔軟なまちづくりに向けて各地で積極的に導入が進められているものです。特に、開発に伴い人々の憩いの場の拡充が求められる大手町エリアでは、「多様な空間を提供」「五感で感じる場を提供」「地区連携や新たな参画を創出」「社会とともに熟成」といった観点でグリーンインフラを活用することで、より快適で創造性にあふれる都市空間の創出が期待されます。
■大手町・丸の内・有楽町地区グリーンインフラ推進基本方針
https://www.tokyo-omy-council.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/omy-greeninfra.pdf
(5)防災機能の拡充
「Otemachi One」では、東京都帰宅困難者対策条例に基づく災害時の帰宅困難者のための「一時滞在施設」としてオフィスの1階ロビー部分やホール、ホテルなど最大約4,000㎡(約2,400人収容)を既に確保していますが、さらに「Otemachi One Garden」を活用することで、安全な滞留空間として機能する約3,000㎡の一時滞留スペースが確保されます。また、防災井戸の整備と浄化施設の併設などにより、災害時の飲料水供給が可能です。

オープニングセレモニー「Winter Bloom」
テーマは「花」で彩られるプロローグです。フラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン氏が生み出す象徴的なフラワーディスプレイが「Otemachi One Garden」と融合し、夜に灯されるランタンやイルミネーションの穏やかな光は、趣のある空間を演出します。
「Otemachi One Garden」に訪れる方々の気持ちを温かくする様々なおもてなしをご用意してお待ちしております。
(1)オープニングセレモニー
- 開催日時
- 2022年12月16日(金) 18:00~
イルミネーションの点灯式、ニコライ・バーグマン氏によるフラワーライブパフォーマンスを実施します。
(2)フラワーディスプレイ by Nicolai Bergmann
- 開催期間
- 2022年12月16日(金)~2023年2月14日(火)
「多様性」「人々」「自然」「感謝」「特別」など様々な想いを1つに凝縮し、すべてを受け入れる
「Otemachi One Garden」であること、そのガーデンが都心の中のリラックス空間であり続けたいという願い
を表現したニコライ・バーグマン氏の高さ約3mのフラワーディスプレイを展示します。
(3)イルミネーション
- 開催期間
- 2022年12月16日(金)~2023年2月14日(火)
木々を彩るイルミネーションやランタンによる、幻想的な夜の「Otemachi One Garden」をお楽しみいただけます。
(4)ウィンターマルシェ
- 開催期間
- 2022年12月16日(金)~2022年12月25日(日)
冬を愉しむアイテムを揃えたマルシェを開催します。
その他様々なイベントを予定しています。
※詳細は決定次第、HPにて発表予定、コンテンツの追加、変更については随時HPにてお知らせいたします。
HP(Otemachi One):https://otemachi-one.com/
「Winter Bloom」特設サイトの公開は11月1日(火)予定です。

「Otemachi One」 について
Otemachi One
- 所在地
- 東京都千代田区大手町一丁目2番1号
- 交通
- 東京メトロ丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線「大手町駅」、都営三田線「大手町駅」直結
- 主要用途
- オフィス、商業、多目的ホール、ホテル、駐車場、地域冷暖房施設
- 敷地面積
- 約20,900m
- 延床面積
- 約358,700m
- 階数
- 三井物産ビル:地上31階、地下5階
Otemachi One タワー:地上40階、地下5階 - 最高高さ
- 三井物産ビル:約160m
Otemachi One タワー:約200m - 設計・監理
- 日建設計・鹿島建設 設計共同企業体
- 施工
- 鹿島建設株式会社
- デザイン アーキテクト
- Skidmore, Owings & Merrill LLP (SOM)
Otemachi One Garden
- 敷地面積
- 約6,000m
- 設計
- 日建設計・鹿島建設 設計共同企業体
- 施工
- 鹿島建設株式会社
- ランドスケープ デザイン
- office ma
- 建物竣工
- Otemachi One竣工 2020年2月23日(日)
Otemachi One Garden竣工 2022年12月9日(金)予定
office ma
office maは、サンフランシスコと東京にオフィスを構えるランドスケープデザインスタジオです。アメリカ、日本、中国など多様なアイデンティティを持つデザイナーが集まり多角的な視点でランドスケープを主に、世界中でアーバンデザイン、マスタープランニング、ディベロップメントストラテジー、サスティナブルストラテジーなど多岐な分野において包括的なアプローチでオープンスペースの計画・デザインを行っています。社名であるoffice ma の“ma:間”は日本の伝統的な美の在り方であり、あらゆるモノの関係の中に存在する純粋で根本的な無の概念です。“ma:間”は、我々にとって大切なコンセプトであり、満たされない“間”に存在する無限の可能性を求め我々は日々プロジェクトを取り巻く沢山の要素に目を向けて場の可能性を導き出す作業を紡いでいます。
※本リリースの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における4つの目標に貢献しています。
目標7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
目標11 住み続けられるまちづくりを
目標15 陸の豊かさも守ろう