下町のオアシス!すみだ水族館の魅力とは
30度を超えるくらい気温が上がり、夏の様相を呈してきましたね。暑い日は屋内で、涼しく楽しもう!ということで、今回はすみだ水族館に取材にいってきました!スタッフSがすみだ水族館をまわった感想をリアルにレポートします。
東京スカイツリータウン内!好立地な水族館
すみだ水族館は東京スカイツリータウン内にあります!
東京スカイツリーは目と鼻の先、東京ソラマチも近いため、ショッピングも観光も併せて楽しめます。東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」、東京メトロ半蔵門線・都営浅草線「押上駅」から徒歩すぐのところにあるので、電車で行くのが便利です。
すみだ水族館の見どころをご紹介
生態系の循環を再現!「自然水景」ゾーン
水槽に送り込んでいるのは…?
入口から進むと、まず目に入ってくるのが緑と優しい光の空間。このゾーンでは水槽の中で自然の生態系を再現するネイチャーアクアリウムを展示。通常の水槽では、水に酸素を与えることが多いですが、ここでは酸素ではなく二酸化炭素(CO2)を与えています。
地球温暖化の原因というイメージが強いCO2ですが、自然界では光合成に欠かせない不可欠なものです。照明の光と水中のCO2によって水槽内の水草が光合成をする。そして光合成によって放出された酸素で水槽内のいきものは呼吸します。水槽なのかで自然界のようにいきものたちが影響しあっていることを知っているとこの水槽を見るのが更に楽しくなりますね!
ゆらゆら漂うクラゲ!癒し効果抜群?
アクアラボ&クラゲ万華鏡トンネル
すみだ水族館では平均して10~15種類のクラゲを展示しており、さまざまなクラゲを見ることができます。2017年5月時点では11種を展示。クラゲの成長過程がわかりやすいように日数に分けた展示も行っています。
「自然水景」ゾーンを抜けて「クラゲ」ゾーンの中にあるのはアクアラボ。ミズクラゲの拍動をコンピュータで解析した映像を鑑賞できる実験水槽などもあります。アクアラボはオープンスペースになっており、飼育スタッフが飼育作業をしているのを観察したり、自由にクラゲに関して聞くことができるそうです。興味を持ったら積極的に質問してみるとよりクラゲのことが知れると思いますので是非!
アクアラボでのクラゲの生態について学べる展示に対して、クラゲ万華鏡トンネルでは癒しのイメージとしてのクラゲを観察できる展示をお届け!仕事帰りなどにぼーっと眺めている方も多く見られ、照明・音・アロマなどどれをとってもまさに癒しの空間です。
アクアギャラリー
某映画で一躍人気者となったカクレクマノミやナンヨウハギなど、カラフルで個性豊かな模様の海の仲間たちを美術館のように展示しています。まるで絵画のようにきれいですよ~。
すみだ水族館のアイドル・マゼランペンギン
水がかかるかも?!ペンギンに超接近
国内最大級のプール型水槽を気持ちよさそうに泳ぐペンギンたち。2017年5月現在は49羽のペンギンたちが展示プールで暮らしており、1羽1羽に名前がついています。すみだ水族館ではゴハンの時間に、1羽ごとに手渡しで名前を呼びながら魚をあげます。これによりどの子が何匹食べたのかチェックし、健康管理に役立てているそうです。ゴハンの時間は公表されてませんが、1日3回ゴハンの時間があります。ものすごく活気があるので見れたらラッキーかも♪(スタッフSが取材に行ったときは10時半にゴハンの時間が始まりました。)
5年連続!マゼランペンギンの赤ちゃん誕生
マゼランペンギンの「カクテル」が産卵し、4月19日に無事赤ちゃんが誕生しました。5月の7日~31日にかけて、お披露目&お祝いイベント「Happy Penguins」を開催。また、併せて同期間内にて、「元気な東京」をテーマにペンギンの赤ちゃんの名前を募集していました。6月下旬~7月初旬に選ばれた名前が発表となります。これまですみだ水族館で生まれた子は皆「元気な東京」にちなみ、「まつり」「はなび」「はっぴ」「たいこ」「ふうりん」と名付けられてきました。今年生まれた赤ちゃんがどのような名前になるのか、たのしみですね!
すみだ水族館で生まれた子以外にも、お酒系やお花系など多彩な名前が付けられています。ゴハンの時間にも飼育スタッフの方が名前を呼びますが、個々のペンギンを一般の方が見分けるのは至難の業!どうしても知りたい、という方はすみだ水族館公認の「ペンギンガイドブック」で一部のペンギンたちの名前を公開しているので、もしかしたら推しペンギンを見つけられるかも!?
東京ならではの展示!東京大水槽&金魚
東京から南に約1000km、小笠原諸島の海を再現した大水槽
岩の配置や海の青さについて小笠原村の監修のもと、小笠原諸島近海の海を再現した「東京大水槽」。シロワニ(サメ)など、実際に小笠原諸島近海で見られる魚たちが多数泳いでいます。ここでスタッフSが疑問に思ったことを聞いてみました。
Q.サメは他の魚をたべたりしないの?
A.非常に穏やかな性格のサメであり、定期的にゴハンをあげているので水槽内の他の魚を食べることはないです。
との回答。迫力のある顔をしていますが、穏やかな性格なんですね~。
水族館に金魚!?まるで水中に咲く真っ赤な花のよう
水族館で扱うことの少ない金魚展示ゾーン。すみだ水族館では金魚の養殖が盛んだった下町にあるということで、「江戸」をテーマに和を感じる装飾のなか、さまざまな金魚の展示を楽しめます。昭和の金魚売りが使用していたリアカーをリメイクして展示に使用したり、江戸時代は桶に入れて上から見るのが主流だったことから横からだけでなく上からも見れるような展示を行ったりしています。金魚すくいや学校での飼育で触れ合う機会の多い金魚を、水族館で改めて見てみると新しい発見があるかも?!
お得な年間パスポートで味わい尽くす!
すみだ水族館の一回の入場料は2050円。年間パスポートは4100円。なんと2回分の料金で1年間通い放題なんです!お得!
すみだ水族館は21時までやっている※ので、仕事や学校で平日昼間に出かけることが難しい人にもオススメ!水の中を悠々と泳ぐ魚やふわふわと漂うクラゲ、愛くるしいペンギンなどを椅子に座ってぼーっと眺めて癒されるのもいいと思います。水族館好きの方は迷わず年パス!ですね。
※ 入場受付は閉館の1時間前まで/季節により変動あり
その他、不思議な魅力を持つチンアナゴやよく見ると目がくりくりっとしていて可愛い顔をしているオットセイなどの人気者も多数!すみだ水族館にはイルカやシャチなどはいませんが、東京・下町の文化を色濃く残した、長時間過ごせる落ち着いた水族館という印象を受けました。娯楽としてだけでなく、ふと疲れた時にほっと一息つけるようなそんな魅力があるすみだ水族館に、是非行って見てください!
(協力:すみだ水族館)