2023年「第1回桜の開花・満開予想」を発表 開花一番乗りは東京などで3月22日! 全国的に平年並みか平年より遅い予想
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日本気象株式会社(本社:大阪市、代表取締役:鈴木 正徳、以下 日本気象)は、2023年1月11日に北海道から鹿児島までの約1,000か所のソメイヨシノについて、2023年第1回桜の開花・満開予想を発表しました。
今シーズンは、全国的に昨秋からの気温の影響で、休眠打破が平年並みか平年より遅れるため、平年並みか平年より遅い開花となるでしょう。東京・高知・下関で3月22日頃に開花がスタートし、続いて東海や九州地方でも開花が始まる予想です。
・2023年第1回桜の開花・満開予想(日本気象株式会社Webサイト)
(日本語) https://n-kishou.com/corp/news-contents/sakura/
(英語) https://n-kishou.com/corp/news-contents/sakura/?lang=en
2023年の桜の開花傾向について
~全国的に開花時期は平年並みか平年より遅い開花に~
今シーズンの気温傾向は、全国的に10月と12月は平年並みか平年より低めだったものの、11月は平年よりかなり高めでした。休眠打破の時期は平年並みか平年より遅い見込みです。
休眠打破後は平年並みか平年より高めの気温が予想されるため、花芽が順調に生長し、休眠打破の遅れを取り戻す予想です。
全国的に平年並みか平年より遅い開花となるでしょう。
東京・高知・下関で3月22日頃に開花がスタートし、続いて東海・九州地方の地点でも開花し始める予想となっています。
[東日本・西日本]平年並みか平年より遅い
10月は平年並みか平年より低め、11月は平年よりかなり高め、12月は平年より低めの気温でした。休眠打破の時期は概ね平年並みですが、一部の地域では特に11月の気温が高かったため、休眠打破が平年よりやや遅くなる見込みです。
1月は平年より高め、2月は平年並みか平年より高め、3月は平年並みの気温が予想されています。東日本・西日本では開花時期は、平年並みか平年より遅いでしょう。
[北日本]平年並み
10月は平年並み、11月は平年よりかなり高め、12月は平年並みの気温でした。特に11月の気温が高かったため、休眠打破の時期が概ね数日程度遅れる見込みです。
1月から2月は平年並み、3月は平年より高めの気温が予想されています。開花時期は平年並みでしょう。
地方ごとの開花傾向
- 北海道地方 :平年並み
- 東北地方 :平年並み
- 関東・甲信地方:平年並み
- 北陸地方 :平年並み
- 東海地方 :平年並みか平年より遅い
- 近畿地方 :平年並みか平年より遅い
- 中国地方 :平年並み
- 四国地方 :平年並みか平年より遅い
- 九州地方 :平年並み
開花メーターについて
「開花メーター」は、春に開花するまでの過程も楽しむために、現在桜が開花・満開を迎えるまでのどの段階にあるかを視覚化した、日本気象独自の情報です。桜の花の元になる花芽は開花前年の夏につくられ、休眠・覚醒(休眠打破)・生長を経てはじめて開花します。
1月4日時点では、覚醒率の最下位は、鹿児島の50%です。また、比較的温暖な静岡・長崎・宮崎では値が60%台前半にとどまっています。生長率の首位は室蘭・青森・盛岡・長野の5%となっています。北日本の全地点と長野では既に休眠打破が完了し、生長段階に入っています。
日本気象の桜開花予想の方法
桜の開花の仕組み(休眠打破とは)
桜は前年の夏に花の元になる花芽を作りますが、秋には休眠に入るため、それ以上生長しません。しかし、花芽は冬の低い気温に一定期間さらされると休眠から目覚めます(休眠打破)。休眠打破後は、花芽は再び生長を始め、気温が高くなるにつれて開花に近づきます。
予測の方法について
桜の開花・満開予想には、ソメイヨシノの開花・満開時期を予測する過去の研究を基に考案した、日本気象独自の予測式を用いています。秋から冬にかけての低温や、桜の生長状態、積算温度を計算し、予測地点ごとの過去データをもとに、その地点の開花・満開の予想日を算出しています。
昨年2022年の桜の開花傾向と開花・満開予想の精度検証結果
2022年シーズンの桜の開花は、全国的に平年より早いか、平年並みとなりました。
https://n-kishou.com/corp/news/contents/news230111_1/
■日本気象株式会社 概要
本社所在地: 大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪タワーA 29F
代表者 : 代表取締役 鈴木 正徳
URL : https://n-kishou.com