三溪園(神奈川)

夕闇にしっとりと浮かぶ古建築物と桜が見事に調和
- 3月下旬~4月上旬
- 夜桜
- 県内5位
- ★★★★☆3
国指定名勝「三溪園」(所在地:横浜市中区)では、2025年3月28日(金)から4月6日(日)まで「桜ライトアップ」を開催し、開園時間を21時まで延長します。
横浜の本牧通りと本牧桜道につながる約2kmの桜のアーチを通り抜けた先にある三溪園へ足を踏み入れると、古建築と自然が調和した風情あふれる空間が広がります。
9種類約250本の桜が咲き誇り、関東圏では珍しい岐阜県ゆかりの桜も愛でることができます。
夜には、旧燈明寺三重塔をはじめとした歴史的建造物にも光を照らし、黄金色に光り輝く姿をご覧いただけます。
桜のライトアップ期間中、金・土・日限定で、JR根岸駅と三溪園をつなぐ、「三溪園夜桜無料シャトルバス」を運行いたします!
★…岐阜にゆかりの桜
三溪園の創設者・原三溪が岐阜市柳津町の出身であることから、園内には岐阜ゆかりの桜も見られます。
日光さる軍団から太郎次郎一門のコンビがやってきて楽しい芸を披露してくれます。
三溪園は創設者・原三溪が近代の三茶人に数えられるなどお茶にゆかりの深い場所です。
茶論 望塔亭では、“茶”をキーワードに知る・学ぶ・味わう・親しむ「ポップアップカフェスペース」として、様々な茶の魅力を発信していきます。
期間中は、元町で2002年にオープンした老舗日本茶カフェ「茶倉 SAKURA」が出店します。
軽食・お土産を中心とした商品の販売をおこないます。三溪園コラボ商品の香炉庵「三溪園花文合わせ」をはじめ、様々な商品が登場します。
ぜひお立ち寄りください。
*写真はイメージです。商品在庫がなくなり次第、終了となります。天候等により、出店日時は変更する場合があります。
三溪園は生糸貿易により財を成した実業家・原三溪によって創られ、1906(明治39)年5月1日に一般公開されました。
約17.5ha(東京ドーム約3.7個分)に及ぶ園内には、廃仏毀釈などによる荒廃から守るため、京都や鎌倉などから移築された歴史的価値の高い建造物が巧みに配置されており、古建築と自然が調和した四季折々の景色が楽しめる日本庭園です。
開園当初は「遊覧御随意」を掲げ外苑を24時間無料開放するなど、「美しいものはみんなで一緒に楽しむもの」という原三溪の想いが反映されています。
原三溪の存命中は新進芸術家の育成と支援の場ともなり、横山大観、下村観山、前田青邨らを輩出するなど、日本美術への貢献も評価されています。
戦災により大きな被害をうけ、1953(昭和28)年に原家から横浜市に譲渡されるのを機に財団法人三溪園保勝会が設立され、現在に至ります。
2007(平成19)年には国の名勝に指定され、現在園内にある17棟の古建築のうち10棟が重要文化財、3棟が横浜市指定有形文化財に指定されています。
公式HP:https://www.sankeien.or.jp