生田緑地・川崎市立日本民家園(神奈川)
紅葉と共に江戸の風情を楽しもう
- 11月中旬~下旬
- 公園・庭園
- 社寺
- 駅近

多摩区の豊かな自然を象徴する場所である生田緑地では、鮮やかな秋バラを楽しめる「生田緑地ばら苑」の秋の一般開放を10月16日(木)から11月3日(月・祝)までの期間で開催します。
「生田緑地ばら苑」は、春はおよそ800品種3,300株、秋はおよそ625品種2,900株のバラが開花する、神奈川県内でも有数の規模を誇るばら苑です。1958年に向ヶ丘遊園開業30周年記念事業として誕生し、ばらの品種の多さから、「東洋一のばら苑」と呼ばれていました。
2002年の向ヶ丘遊園の閉園に際し、ばら苑の存続を求める地域住民の声に応え、川崎市が維持管理を継承した歴史があります。
その後、春と秋の一般開放が開始され、期間中は、現在約150人のボランティアの方々のご協力も得て丹精込めて育てられたばらが咲き誇ります。

苑内では、パーゴラ通りのアーチ、ロイヤルコーナー、丘上から望むパノラマなどの見どころも豊富で、期間中は毎回多くの人々が川崎市内外から訪れます。
今回の一般開放期間中には、地元の学生によるミニコンサートや、専門家によるばら育成講習会等のほか、スペシャルイベントも予定しています。


生田緑地は、生田緑地の財産であり基盤である「生物多様性」を未来に引き継ぎ、生田緑地の「生物多様性」の危機に対応するために、その価値を改めて共有するとともに、自然と人々 との営みの関係性の回復が必要とされ、持続可能な生田緑地の実現に向けて生田緑地ビジョンが改定されました。現在このビジョンに基づいた取り組みが推進されています。
これと同時に、ばら苑についても施設の老朽化やばらの樹勢の悪化等の課題があり、従来以上の魅力の向上、効率的な運営方法が実現できるような再整備に向けた検討が行われています。本再整備の検討は、緑地内に新たなミュージアムを設ける構想とともに一体的な取り組みが推進されることを目指しており、令和7年度末に管理運営整備方針が策定される予定です。この方針に沿って令和8年度以降に整備に向けた取組が推進され、再度の開苑を目指します。
このため、「生田緑地ばら苑」は今回の秋の一般開放期間の後に、当面の間閉苑となります。
会期中の各種イベント等の詳細は、生田緑地ばら苑ホームページ(http://www.ikuta-rose.jp/)でお知らせします。