最も多く飼育!上野動物園(東京)
ジャイアントパンダにも引けを取らない人気者!
最近人気の謎の鳥、ハシビロコウ。ハシビロコウのどのようなところが人気になったのでしょうか?怪鳥・ハシビロコウについて調べてみました。
ハシビロコウといえば、痺れるほど鋭い眼光。睨みつけるような目は威圧的で怖くてカッコ良く、思わず”先輩”と呼びたくなってしまうのも頷けます。
ハシビロコウはアフリカ・ウガンダのビクトリア湖周辺に生息しており、体長約1.2メートル、翼長2メートルの非常に大型の鳥です。1997年には15,000羽ほど生息していたのですが、生息地の破壊等により近年は5,000~8,000羽にまで減少しているといわれています。そのため、絶滅危惧II類に指定され、保護の対象となっています。とても希少な鳥なんですね。
縄張り意識がとても強く、”お一人様”が好きな気難しい性格をしています。そのため、オスとメスが仲良くなるのすら難しく、世界でもわずか2例しか繁殖例がありません。
野生では湿地帯に生息しているハシビロコウ。彼らが動かない理由は、好物の肺魚という魚が空気を吸いに水面に上がってきたときに捕らえるため。ジーっと待ち伏せする癖がついてるんですね。
”クジラ頭の王様”という意味の学名「Balaeniceps rex」の通り、寝癖のような頭頂部の羽がふわふわしていてかわいらしい印象を受けます。正面から見るハシビロコウはとても目力が強いですが、横から見ると真ん丸な目がおとぼけ顔に見えたり。また、ハシビロコウには親愛を示すためにおじぎのような行動をする習性もあります。愛嬌ある姿と怖い顔のギャップに、惹かれる人が多いんですね!
屋内展示で落ち着いている時やリラックスしている時に「座り込んでいる姿」が観察できます!あまり見ることのできない貴重なシーンです。ハシビロコウが、何だか小さくコンパクトに見えます。
動かない、とはいえよく観察してみると様々な表情を見せてくれるハシビロコウ。アクションの少ない彼らだからこそ、1つ1つの動きが貴重なものに思えますね。ハシビロコウのいる動物園に行った際には是非15分以上観察してみて下さい!たとえ動く姿が見られなかったとしても、15分動かなかった、というのもハシビロコウならではですよね。
ジャイアントパンダにも引けを取らない人気者!
オスの「ささ」・メスの「はるる」の2羽飼育
オスの「じっと」・メスの「しずか」の2羽飼育
2016年にハシビロコウの森オープン!「ふたば」を間近で見られます。
世界でも類を見ないご長寿鳥「ビル」がいます(推定47歳以上 ※2017年時点)
柵や網が無い状態でハシビロコウを見ることができます。
※2017年6月時点での情報です。公式HPなどでご確認の上、お出かけください。