鴨川シーワールド(千葉)
生命(いのち)の輝きとふれあえる海の世界
- 県内3位
- JR安房鴨川駅から無料送迎バスあり
- ★★★★☆16
鴨川シーワールドにて、2025年12月27日(土)~2026年2月1日(日)までの期間限定で、2026年の干支「午(ウマ)」にちなんだ特別展示「2026年干支の生き物~海の午(ウマ)たち~」をトロピカルアイランド内の特設会場にて開催します。

展示生物は、来年の干支・午(ウマ)にちなむ名前がついた海の生き物で、馬のような細長い顔つきをして漢字で「銀馬」とも書くギマやタツノオトシゴの仲間のクロウミウマ「黒海馬」、貝殻の形が馬の蹄(ひづめ)に似ている巻貝の仲間のバテイラなどの計5種50点です。海のウマたちは、トロピカルアイランド内の特設水槽で展示を行います。
なぜ「ウマ」にちなんだ名前が付けられたのか、生物を目の前に、その由来を思い浮かべながら、じっくりと観察してみてはいかがでしょうか。
うろこが細かくザラザラしていて木綿を麻のように硬くした「擬麻(ぎま)」に似ているという説や銀色の体を持ち顔が馬のように細長いことから「銀馬(ぎんま)」からギマになったなど諸説あります。
房総半島以南の沿岸の浅い場所に群れをなして生息し体長25cmほどになる。銀色の体色をし、背びれ腹びれに鋭い棘がある上に体から粘液を出すため漁業者からは嫌われる。底生の無脊椎動物を食べる。

太平洋やインド洋の内湾の浅い場所に生息するタツノオトシゴの仲間で17cmほどになる。この仲間はメスがオスの「育児のう」という袋状の器官の中に産卵し、卵を育てることが知られている。アミ類やカニの幼生など小さな甲殻類を好んで食べる。

青森以南の太平洋側の潮間帯から水深20mほどの岩礁域に生息し、殻高5cmほどになる巻貝。関東では「尻高(シッタカ)」と呼ばれることもあり食用とされる。

奄美大島、小笠原諸島以南のサンゴ礁域の潮間帯や岩礁域に生息し、殻高13cmほどになる巻貝。殻は厚くて重く整った円錐形をしている。古くから貝ボタンや貝細工の原料として利用されており「タカセガイ(高瀬貝)」とも呼ばれる。乱獲で数が減少している。

北海道南部から九州南部の潮間帯から水深40mの岩礁域に生息し、殻径4cmほどになる小型のウニ。棘は短く密生している。食用とされる。