保津峡(京都)
紅葉に彩られた渓谷美を眺めながら、スリルあふれる船旅を
- 11月中旬~12月上旬
- 車窓
- 遊覧船
- 駅近
- ★★☆☆☆1
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「古都」と呼ばれる京都府は、「日本文化発祥の地」とも言われており、その1,200年の歴史とともに培ってきた様々な魅力が存在します。このマガジンでは、文化のふるさとである京都から、観光や芸術、グルメなど、旬の魅力をお届けします。
秋の京都の風物詩「紅葉」は、もうひとつの京都各地でも様々な紅葉スポットで楽しめます。今年は、感染症対策を行っている紅葉の穴場スポットを訪れてみるのはいかがでしょうか。
保津川に沿って亀岡から嵐山を結ぶ16kmの渓谷の秋は、辺り一面を色づいたモミジが染める、壮大な紅葉で彩られます。この渓谷では、約2時間の自然とふれあう船旅「保津川下り」が実施されており、大自然の中で紅葉を楽しむことができます。船上から眺める水面に映る真っ赤な紅葉は、日常を忘れさせてくれること間違いありません。
現在は、通常定員27名のところ、定員25名(11月のみ)に減らして運航しており、混雑を避け、安心して紅葉を鑑賞することができます。
丹波の国を造った神を祭る鍬山神社の紅葉は鮮やかな美しさから「矢田の紅葉」と言われ、境内には約千本ものもみじが植えられています。山間の中にあるため、京都府内の他の場所よりも少し早い11月上旬~中旬に見頃を迎えます。京都府の登録文化財である社殿が真っ赤なもみじに包まれる様子は圧巻です。
京都市内からもアクセスが良く、地元では“もみじ寺“として有名な西山浄土宗の総本山「光明寺」。広大な境内を数百本の紅葉が彩り、特に勅使門から総門へと続く道は「もみじ参道」と呼ばれ、紅葉のトンネルと、散ったあとには一面のもみじ絨毯を見ることができます。もみじの絨毯を見るには、紅葉が落ち始める頃がおすすめです。
金剛院は「関西花の寺二十五ヵ所霊場会」の第三番札所で、「丹後のもみじ寺」と呼ばれている紅葉の名所です。境内には、樹齢数百年から数十年の木まで数千本ものもみじが植えられています。境内の向かいにある鹿原公園からは、紅葉と三重塔の美しい景色を臨むことができます。
20世紀最大級といわれる木造建築「長生殿」や、国の重要文化財「木の花庵」もあり、今や綾部を代表する観光スポット。広大な敷地を誇る庭園では、色とりどりの紅葉と常緑のコントラストが随所に見られ、圧巻の光景が広がります。
天平元年(729年)に聖武天皇の勅願により、僧行基が阿弥陀堂を建てたのが始まりと伝わる岩船寺。国指定重要文化財である三重塔を紅葉が取り囲み、神秘的な絶景を見ることができます。11月30日(月)までは、普段非公開の寺宝を拝観できる「秘宝秘仏特別公開」を開催しています。
梵字の阿字をかたどったと言われる池を中心にして、東に薬師仏、西に阿弥陀仏を配した庭園は極楽世界をこの世に表わしており、特別名勝に指定されています。その庭園と庭園を取り囲む真っ赤な紅葉の景色は圧巻であり、真っ赤な三重塔とのコラボレーションはとても鮮やかです。
臨済宗南禅寺派、西国薬師霊場第26番札所、丹波古刹十五ヶ寺霊場13番札所で、「丹波のもみじ寺」として知られています。見頃の時期になると赤と黄色の鮮やかな景色を見せてくれます。さらに心経堂近くの樹齢約600年にも及ぶ「授乳のイチョウ」が赤く染まった境内に黄色のアクセントを加えます。
宮津市の「成相寺」は、日本三景・天橋立を見下ろす山間に建つ古刹。鎌倉時代の建築様式を再現した立派な五重塔と、数百本にも及ぶ紅葉のコラボレーションは圧巻です。昼には日本海や天橋立と一緒に紅葉を撮影することができ、11月14日(土)・15日(日)の夜は、2日間限定でライトアップされた幻想的な空間もお楽しみいただけます。
水景園=日本庭園、芽ぶきの森=里山など、日本の里の風景をテーマに造られた公園。紅葉谷はもみじが自生する山地の谷間をデザインした庭園であり、約80本のもみじが織りなす真っ赤な景色を庭を散策しながら、仰ぎ見るように楽しむことができます。さらに、夜には滝流れが止まり、水鏡となった水面に紅葉が映し出され、幻想的な夜の散歩にぴったりです。