豊橋祇園祭花火大会(愛知)

江戸時代、日本三大花火と称された花火を今に受け継ぐ
- 2026年7月18日(土)
- 県内8位
- 豊川河畔 吉田大橋~豊橋間

愛知県豊橋市に伝わる夏の伝統祭礼「豊橋祇園祭」が、2026年6月24日(水)に「豊橋祇園祭(吉田神社祭礼の花火と神幸行列)」として、豊橋市の無形民俗文化財に指定されました。
悲願の文化財指定を受け、最初のお祭りとなる今年は2026年7月17日(金)から19日(日)までの3日間にわたり開催されます。この記念すべき節目に合わせ、祭りの象徴である「頼朝行列」の装束や道具類が新調されたほか、途絶えていた神役「小祢宜(こねぎ)」が復活!歴史と新たな息吹が融合する、熱気あふれる豊橋の夏が幕を開けます。
【関係者からのメッセージ】「祇園祭に協力、応援してくれる皆さんの熱意があって祭りが成り立っています。文化財指定は悲願で、諸先輩も喜んでいると思います」(豊橋祇園祭奉賛会・酒井数美会長)
「花火祭りとして有名ですが、本祭の頼朝行列をまだ知らない方もおられます。ぜひ今年は頼朝行列にも注目していただければ幸いです」(吉田神社・水谷昌泰祢宜)
お問い合わせ・詳細:吉田神社および豊橋祇園祭奉賛会の公式サイト等をご確認ください。

吉田神社(かつての「吉田天王社」)は、疫病除けの神である「牛頭天王(ごずてんのう)」を祀る神社です。その祇園祭は、平安時代に疫病を鎮めるために京都で始まった御霊会に起源を持つとされ、戦国・江戸時代から現代まで脈々と受け継がれてきました。
江戸後期には、『南総里見八犬伝』の著者として知られる曲亭馬琴が随筆のなかで「吉田の花火は天下第一と称す」と絶賛。氏子町内を中心とした地域社会に深く根ざし、豊橋の都市・地域文化史を象徴する極めて重要な祭礼として、このたび市無形民俗文化財に指定されました。

お祭りは毎年7月の第3金曜日から日曜日に行われます。伝統の手筒花火、大迫力の打ち上げ花火、そして華麗な行列と、毎日異なる見どころが満載です。
神前で奉納される迫力満点の「手筒花火」を中心に、氏子各町による花火が吉田神社の境内を鮮やかに彩ります。
吉田城址を臨む豊川河畔から、迫力満点の打ち上げ花火が夜空に花開きます。氏子町内でも独自の花火が打ち上げられ、街全体が熱気に包まれます。
神輿渡御を中心とした神幸(しんこう)行列が街を練り歩きます。源頼朝や乳母、十騎、そして笹踊りなどが連なる華やかな行列は、市民から「頼朝行列」として親しまれています。

今回の市無形民俗文化財指定を記念し、伝統を未来へとつなぐためのアップデートが行われます。
頼朝役の装束をはじめとする頼朝行列関係のきらびやかな衣装や道具類が新しく仕立てられました。
しばらく途絶えていた重要な神役「小祢宜」が今年から見事に復活します。新調された神職の装束と神楽鈴を身にまとった小学生2人が、この大役をしっかりと務めます。
