お江戸深川さくらまつり(東京)
門前仲町の春の風物詩。桜と江戸風情を川辺から見物できます
- 3月下旬~4月上旬
- 夜桜
- 駅近
- ★★★★★1
こちらの記事は公開されてから時間が経過しています。情報が古い可能性がございますので、ご注意ください。
今年で14回目の開催となる、門前仲町の春の風物詩「お江戸深川さくらまつり」。今年は3月24日(土)~4月11日(水)の期間で開催されています。土日には和船の運行や深川めしや甘酒など屋台村も出店し、大にぎわい!この度、和船乗船会に参加。実際に和船で花見をした感想をレポートします。
和船の船着き場。門前仲町駅A4出口より3分の位置にあります。安全のため、オレンジ色のライフジャケットを着用し、いざ乗船!船に乗る際はバランスをとるため一人ずつ。少し深いため、手を貸してもらって乗り込みました。(女性はヒールなど不安定な靴だと怖いかもしれません。)
和船の周遊のある黒船橋~巴橋の約300メートルの間には約200本の桜があります。水面に大きくせり出している桜の木。和船から見るととても近いです。ちょうど満潮の時だったので、真横でしたが、少し潮が引いた状態だと桜の下を通れるとのことでした。
和船友の会の方と和やかに話しながら進みます。今年で14回目の「お江戸深川さくらまつり」ですが、和船体験が始まったのは7回8回あたりだそう。普段は横十間川親水公園で乗船体験を実施しており、花見の時期の和船は日本全国、最近は海外からのお客さんも多いそうです。おすすめポイントは「巴橋からUターンして後ろを向いたとき」!
水面がすぐ近く。船を漕ぐ音と、水音。江戸情緒あふれる和船から、静かに楽しむ桜。なんとも…いいですねぇ。天気も良くて最高です。
和船の維持は区が行っていますが、操船している「和船友の会」のみなさんは完全にボランティア。曰く「サラリーをもらったらやらない。自分たちが漕いで楽しんでればそれでいい。」とのこと。60人近くいる「和船友の会」会員の方は県外・区外の方も多く、元漁師やまるっきり経験のない方など様々だそう。運河での運転は免許がいらないらしいですが、会の検定試験があるそうです。
今回私が乗船したのは「みやこどり」。和船が全部で7隻あり、そのうち6隻に鳥の名前がついています。「はくちょう」「ちどり」「ゆりかもめ」「かわせみ」「かるがも」、そして平成24年に作られ、一番新しい船である「みやこどり」。残りの1隻は和船作りに寄付してくれたアメリカの財団の奥さんの名前がつけられたという「ドリーン」です。
再度「石島橋」の下をくぐり、いよいよ下船です。とても貴重で心安らぐ体験ができました!水に揺られ、ゆったりと流れる時間のなか、桜を鑑賞できる機会。ぜひみなさんもいってみてください!
・日時:2018年3月24日(土)~4月11日(水)
・場所:門前仲町駅大横川周辺及び清澄白河駅小名木川周辺
・ライトアップ:17:00~22:00(提灯&LED)
土日を中心に運航されている和船や、イベント期間中夜桜も楽しめる動力船から見上げる一面の桜は、枝が水面近くまで低くせり出しており、間近で鑑賞可能。他では体験できない江戸の時代へタイムスリップしたかのような気分にさせてくれます。
和船はこの時期限定で大横川に運ばれてくるもので、船頭が櫓で漕ぎながら乗客を江戸情緒漂うお花見の世界へといざないます。また、和船に乗った新内流しや嫁入り船といった江戸風情を川辺から見物できるのも、「お江戸深川さくらまつり」の見どころです。
【今後のイベント】
■お花見周遊船【和船】:31日(土)、4月1日(日)、4日(水)、7日(土)、8日(日)、11日(水)|9:30~14:30受付
■お花見クルーズ船【動力船】:毎日 ※昼及び夜桜クルーズ実施(概ね1時間おきに運航)
■日本橋・深川シャトル便【動力船】+日本橋老舗めぐりツアー:3月31日(土)1便限定
■演歌歌手 川中美幸ミニライブ:31日(土)|13:30~ 【深川不動堂】
■和船に乗った新内流し:4月7日(土)、8日(日)|13:00~14:00
■花嫁船:4月1日(日)|11:00~、13:00~
■屋台村:毎週土日|10:00~16:30
石島橋の上で、深川めし、甘味、焼きそば、焼き鳥の屋台やストリートパフォーマンスを実施