春の訪れを告げる120年の風情 横浜・三溪園「第52回 観梅会」

三溪園の梅

国指定名勝「三溪園」(神奈川県横浜市)では、2026年2月7日(土)から3月3日(火)までの期間、春の訪れを告げる恒例イベント「観梅会」が開催されます。

古都の風情が漂う広大な日本庭園には、約500本の梅の木が植えられており、2月から3月にかけて見頃を迎えます。期間中は、美しい梅の鑑賞はもちろん、歴史ある建物での茶会や、昔ながらの「おもてなし」を再現した麦茶の無料接待など、三溪園ならではの風流なイベントが多数催されます。

古建築と梅が織りなす日本の原風景の中、一足早い春を探しに三溪園へ出かけてみてはいかがでしょうか。

開催概要

イベント名
三溪園「観梅会」
開催期間
2026年2月7日(土)~3月3日(火)
開園時間
9:00~17:00(最終入園 16:30)
会場
国指定名勝 三溪園
(神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1)
料金
観梅会イベント自体は無料
(別途、三溪園の入園料が必要です)
入園料
大人(高校生以上)900円、小・中学生200円

主なイベント日程

  • 麦茶無料接待:期間中の土・日・祝日 10:00~15:30(2/8は12:00~)
  • 観梅会盆栽展:2月8日(日)~15日(日)
  • 春の一日庵茶会:2月28日(土) ※要事前申込
  • 猿まわし:期間中の週末・祝日を中心に開催
  • 俳句大会:2月22日(日)
観梅会盆栽展イメージ

臥竜梅や緑萼梅など、由緒ある約500本の梅

三溪園の梅の見どころは、その歴史と種類の豊富さにあります。 園内には、開園当初から残る「臥竜梅(がりょうばい)」があります。その名の通り、龍が地を這うような独特の枝ぶりが特徴で、歴史の重みを感じさせる古木です。 また、昭和52(1977)年に中国・上海市から贈られた「緑萼梅(りょくがくばい)」も見逃せません。ガク(花弁の根元)が緑色をしている珍しい品種で、清々しい美しさが魅力です。 白やピンクの可憐な花々と、ほのかに漂う春の香りが、訪れる人々を優しく出迎えます。

三溪園の梅

芥川龍之介も愛した「初音茶屋」の麦茶接待

観梅会期間中の土・日・祝日には、園内の「初音茶屋」にて、温かい麦茶の無料接待が行われます。 これは、三溪園が開園した当時、創設者である原三溪が「誰もが自由にお茶を飲めるように」と、常にお湯を沸かして来園者を労ったというエピソードに基づいています。1915(大正4)年には、文豪・芥川龍之介もこの茶屋に立ち寄り、その温かなもてなしを俳句に詠んだと伝えられています。

今回のイベントでは、当時から使われてきた古釜を吊るし、昔ながらのスタイルで麦茶を提供します。炉の火を囲みながら、かつての文人たちも味わったであろう安らぎのひとときをお楽しみください(※2月8日は12:00~15:30の短縮実施)。

麦茶の無料接待イメージ

通常非公開の文化財で楽しむ茶会や、期間限定カフェも

期間中は、梅にまつわる文化イベントも充実しています。

春の一日庵茶会(2月28日)

通常は非公開となっている横浜市指定有形文化財「白雲邸」を会場に、ボランティアによるお茶会が開催されます。どなたでも気軽に参加できるアットホームな茶会です(事前申込制・有料)。

観梅会盆栽展(2月8日~15日)

中央広場にて、梅を中心とした約40点の盆栽が展示され、凝縮された自然の美を鑑賞できます。

茶論 望塔亭(期間限定オープン)

三溪記念館ロビーには、日本茶専門店「茶倉 SAKURA」によるポップアップカフェが登場。「都福梅とココア落雁のセット」など、散策の休憩にぴったりなメニューが提供されます。

このほか、週末を中心に日光さる軍団による「猿まわし」公演や、第50回となる「三溪園観梅俳句大会」なども行われ、園内は賑やかな春の空気に包まれます。

茶論 望塔亭イメージ
最終更新日
2026-01-29 16:00:00
情報提供元
ジョルダン(引用元

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