室生寺の初詣情報

むろうじ

  • 県内12位

女人の禁制を行わなかったため『女人高野』として親しまれている

奈良時代末、東宮(のちの桓武帝)の病気平癒を願った興福寺の僧賢憬(賢きょう(王へんに景) が創建。現在の寺観を整えたのは賢憬の弟子修円といわれる。その後、一時衰退したが、江戸時代元禄年間に5代将軍徳川綱吉の生母桂昌院の庇護を受け再興された。このころから、同じ真言宗で女人禁制だった高野山金剛峰寺に対し、室生寺は女人の参詣を許可。そのため女人高野と呼ばれ、女性の信仰を集めた。境内には柿葺きの金堂(国宝)や弥勒堂(重要文化財)、檜皮葺きの本堂(国宝)などが散在。金堂には、本尊釈迦如来立像(国宝)をはじめ、十一面観音立像(国宝)など木造の貞観仏5体が安置されている。このほか、弥勒堂の釈迦如来坐像(国宝)などの優れた貞観仏が伝わる。屋外に立つ古塔としてはわが国最小の五重塔(国宝)(高さ16m)は、1998年の台風で大きく損壊したが、現在は修復されている。塔の左の道を登ると御影堂(重要文化財)のある奥の院がある。シャクナゲやモミジが境内を美しく彩ることでも有名。

室生寺の写真1
人気度
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室生寺の地図・アクセス

場所
奈良県宇陀市室生78

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