宮島水中花火大会(広島)
嚴島神社の大鳥居が浮かび上がる、安芸の宮島の花火
- 嚴島神社大鳥居沖合
こちらの記事は公開されてから時間が経過しています。情報が古い可能性がございますので、ご注意ください。
ACQUA株式会社(代表取締役社長:中島 賢一朗、本社:広島県廿日市市)は2021年7月10日(土)に「宮島を想う花火」を発売いたします。50年近く続いた「宮島水中花火大会」打ち切りのニュースを受け、市民のがっかりを少しでも軽減したい、この一心で、構想からわずか90日で制作・発売決定いたしました。
「宮島水中花火大会、半世紀近い歴史に幕。打ち切りへ」2021年4月14日に飛び込んできたニュースに耳を疑いました。
“宮島花火って打ち切れるもんなの?誰が決めたの?市民との唯一の接点なくして大丈夫?”ほんのちょっとの間に色々な想いが駆け巡りました。
“世の中には消えるべくして消えてゆくもの、望まれながらも役割を終えて消えてゆくもの、いろいろな消え方がありますが、宮島花火は消しちゃだめなやつ。合理的に判断しちゃだめなやつ。とにかく火は消さない。ほんのわずかでも小さな火は灯し続ける。失敗なんて考えない。細かいことはあとから考える。”
こうして生まれたのが「宮島を想う花火」です。
西日本で唯一の線香花火製造所「筒井時正玩具花火製造所(※1)」で宮島を想う花火は作られています。
花火の先端から真ん中にかけて広がるくすみがかった赤は鳥居を、そこから徐々にはじまるブルーは瀬戸内海と空をイメージしています。
松煙、硝石、硫黄を配合して作られる0.08gの黒色火薬を和紙に包み、職人たちが一本ずつ縒ってできたこの線香花火。
ろうそくに灯った火にほんの少しだけ先端を近づけてください。風のない、できれば静寂な空間で。ふわっと火がつく瞬間から訪れる繊細な音と光、香りをお楽しみください。
子供向け玩具花火の製造を続けて約90年、筒井時正玩具花火製造所の歴史は昭和4年に遡ります。国内唯一の線香花火製造所であった製造所(福岡県八女市)が1999年に廃業し、日本の線香花火は消えてしまう運命でした。しかし、3代目筒井良太が線香花火の製造技術継承を願い、その製造所で修行し、製造所の廃業と同時にすべてを引き継ぎました。同県みやま市高田町(旧三池郡高田町)で伝統の光を守り続け、現在に至ります。
線香花火本体:長さ約210mm
入れ物:横43mm×縦275mm
※宮島花火のお店(オンライン)では2021年7月1日(木)より予約受け付け開始
※新規販売場所はWEBサイトにて随時更新いたします