日本三大花火大会とは?

日本の夏の風物詩と言えば「花火大会」ですよね。花火鑑賞を楽しむようになったのは江戸時代からだとか。歴史の深さや規模の大きさから、いつしか「日本三大花火大会」と呼ばれた花火大会があります。ここではその日本最大花火大会をご紹介します。

日本三大花火について

根拠となる文献や命名者については不明とされていますが、一般的に下の3つの花火大会をまとめて「日本三大花火大会」と呼ばれています。

全国花火競技大会「大曲の花火」(秋田)

第95回全国花火競技大会「大曲の花火」

1910(明治43)年に始まり、途中一時中断はあったものの、今回で95回目の開催となる「大曲の花火」。ここで行われる「全国花火競技大会」は、いわば花火師日本一決定戦。内閣総理大臣賞や経済産業大臣賞、文部科学大臣賞、中小企業庁長官賞、観光庁長官賞など数々の賞が授与されることから、全国の花火師たちの目標となっている。一流の花火師が熱く燃える花火芸術の最高峰をこの目で確かめてみたい。なかでも、注目の大会提供花火「ワイドスターマイン」は、1年をかけて製作するという力作だ。

開催日:2023年8月26日(土)
場所:秋田県大仙市大曲

土浦花火競技大会(茨城)

第92回土浦全国花火競技大会

全国の花火師たちが一堂に会し、優勝をかけてその技術を競う花火大会。スターマインの部、10号玉の部、創造花火の部の三部門に分かれており、質の高さを競い、華やかな芸術品が夜空を彩る。大会提供のワイドスターマイン「土浦花火づくし」が複数の場所から同時に打上げられ、その迫力は圧巻だ。かなりの人出で大変な混雑が予想されるので、時間に余裕をもって出かけよう。

開催日:2023年11月4日(予定)
場所:茨城県土浦市佐野子

長岡まつり花火大会(新潟)

長岡まつり大花火大会

長岡まつり大花火大会は、長岡空襲で亡くなった方々の慰霊と長岡の復興を願って開催された「長岡復興祭」が起源で、毎年8月2日・3日に開催される。信濃川の両岸を観覧席とし、尺玉(10号玉)を惜しみなく打上げる圧倒的なスケールの花火大会。見どころは、直径約650mもの大輪となる「正三尺玉」やナイアガラ、「天地人花火」、「花火この空の花」、「米百俵花火・尺玉100連発」。さらに、全長約2kmにも及ぶ「復興祈願花火フェニックス」など、大型花火が次々と夜空を彩る。正三尺玉を間近で見るには長生橋上流、フェニックス花火は大手大橋下流がおすすめ。

開催日:2023年8月2日・3日
場所:新潟県長岡市長生橋下流

「長岡まつり花火大会」は3大会の中でもっとも歴史が古く、起源が明治12年にあります。ワイドスターマインをはじめ、正三尺玉や音楽花火といった様々な花火を楽しむことができます。土浦・大曲の花火はそれぞれ大正時代・明治時代から始まり、こちらも歴史は深い花火大会です。長岡の花火と違い、こちらは競技花火大会。花火師がその腕を競い合い、創造花火やスターマインの華やかさなど、毎年美しさを増す様々な花火を楽しむことができます。

日本三大競技花火大会

日本煙火協会後援の「日本三大競技花火大会」と呼ばれる花火大会があります。競技花火は上記の通り、創造花火やスターマインで腕を競い順位付けを行う大会。独創性に富んだ花火が楽しめるところがポイントです。

全国花火競技大会「大曲の花火」(秋田)

第95回全国花火競技大会「大曲の花火」

開催日:2023年8月26日(土)
場所:秋田県大仙市大曲

土浦花火競技大会(茨城)

第92回土浦全国花火競技大会

開催日:2023年11月4日(予定)
場所:茨城県土浦市佐野子

伊勢神宮奉納全国花火大会(三重)

第71回伊勢神宮奉納全国花火大会

1953(昭和28)年に始まり、今年で71回目を迎える歴史ある花火大会で、日本三大競技花火大会の一つ。全国でも早い時期に開催されるこの大会は、花火師たちが今年の花火の安全を伊勢神宮に祈願する場にもなっている。プログラムは打上花火の部、スターマインの部の2部門で構成され、全国各地で活躍する花火師約40社による高レベルな花火が繰り広げられる。観覧は打上げ場所に近く、間近で花火を見ることができる有料観覧席がおすすめだ。音響設備も充実しているため、音と光の迫力ある花火を堪能できる。

開催日:2023年7月15日(土)
場所:三重県伊勢市

日本三大花火は「秋田・大曲」「茨城・土浦」「新潟・長岡」。これに加えた「三重・伊勢」の4大会は一度は見ておきたい花火。夏の夜を彩る最高の「三大花火」を見に行きましょう!

世界最大の打上花火も!

それでは、世界一大きな花火を打ち上げた花火大会はどこでしょうか?その答えは次の記事をチェック!

最終更新日時:2023-05-08 16:12:01